国際線LCC、「利用したいと思わない」が増加、ピーチが人気 

エイビーロード・リサーチセンターが発表した「国際線LCC利用意向と満足度に関する調査2013」で、今後の海外旅行でのLCC利用意向率が56.2%となり、2012年(64.0%)、2011年(68.9%)から年々減少する傾向にあることが分かった。

利用意向の内訳は「積極的に利用したい」が18.4%、「やや利用したいと思う」が37.8%、「あまり利用したいと思わない」が33.7%、「まったく利用したいと思わない」が10.1%。数は小さいが、「まったく利用したいと思わない」が2012年(6.9%)、2011年(5.8%)と変動率は他の項目よりも高くなっている。

年代別では年齢が高い層ほど利用意向が低く、若い層ほど高い。海外旅行の頻度別に利用意向率を見ると、海外旅行回数が少ないライト層は63.9%、ミドル層は58.6%、ヘビー層は53.3%となっており、海外旅行経験の少ない層の方が、LCCへの関心が高いようだ。

また、国際線LCC利用者に絞ると、満足度は「とても満足」と「やや満足」をあわせた「満足」が82.9%で昨年とほぼ同水準であるのに対し、今後のLCC優先利用意向は44.7%で2012年の50.0%より低い結果となった。

なお、会社別で今後の利用意向率が1位となったのはピーチ・アビエーション(MM)で17.9%。2位はジェットスター航空(JQ)で14.6%、3位がエアアジア・ジャパン(JW)が10.6%と続く。認知率1位もピーチ・アビエーション(65.2%)で、2位のジェットスター航空(55.1%)、3位のエアアジア・ジャパン(45.2%)ともに、それぞれ昨年よりも10ポイント程度上昇。利用経験率1位はジェットスター航空(5.0%)と変わらず、2位にピーチ・アビエーションとエアアジアX(D7)が2.2%で並んだ。

同調査は2013年3月25日~4月1日まで、インターネット調査で実施。調査対象数は7862人で、改修数は5193人。集計数は5077人であった。

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