2013年訪日旅行者の消費総額は1.4兆円、パッケージツアー参加者は約3割

観光庁によると、2013年の訪日外国人旅行消費額は前年比30.6%増の1兆4167億円となった(パッケージツアー参加費の国内収入分含む)。1人あたりの旅行支出額は5.3%増の13万6693円。主要15市場の国・地域別では旅行消費額の多い国順に、中国が11.7%増の20万9898円、台湾が0.4%減の11万1956円、韓国が12.3%増の8万529円となった。

1人当たりの支出金額が高い順ではオーストラリア(8.2%増の21万3055円)、ロシア(13.6%増の21万305円)、中国。伸び率ではシンガポール(26.5%増の16万4247円)、米国(24.8%増の17万368円)、フランス(23.5%増の20万3913円)の順となった。

目的別では、観光・レジャーが54.6%、業務が30.2%。香港(87.9%)、台湾(79.2%)、シンガポール(67.0%)はレジャーが圧倒的に多く、逆にインド(80.0%)、ドイツ(59.7%)、英国(44.2%)は業務目的での来日の方が多い。

旅行形態では団体ツアーの参加客は全体の25.8%で、台湾が45.7%と最も高い。また、パッケージツアーの利用客は全体の30.4%で、利用率の高い順に台湾(51.9%)、香港(44.8%)、韓国(32.9%)。パッケージツアー客の1人当たりの支出金額は18万3805円で、個人手配客の23万3813円より低いが、1泊当たりの支出金額ではパッケージツアー客(3万8857円)が個人手配客(1万5488円)を上回る結果となった。

上記は観光庁が発表した「訪日外国人の消費動向 平成25年年次報告書」によるもの。2013年の訪日外国人消費動向調査を取りまとめたもので、同調査は日本を出国する訪日外国人客(乗継客や1年以上の滞在者等を除く)を対象に四半期ごとに実施している。

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