ドイツの宿泊予約大手「ホテル・リザベーション・サービス」社が日本参入、法人向けに特化

ドイツのオンライン・トラベル・エージェント(OTA)であるホテル・リザベーション・サービス株式会社(HRS)は2014年5月14日、日本で事業を開始する。HRSは現在、法人と個人旅行者向けに190か国・地域の25万軒のホテル・宿泊施設を扱っており、年間の利用者数は8000万人。日本法人の代表には、エクスペディア・ホールディングスとAAE JAPANの元代表取締役の三島健氏が就く。

日本では法人向けに出張時のホテル手配に特化した、旅行管理ソリューション・サービスを提供。ホテル・ソリューション・プロバイダーとして、企業の経費削減と業務効率化を可能とするサービスを、出張者や企業、ホテル事業者、業務出張を扱う旅行会社に提供し、企業のトラベルマネジメントに革新を起こすとする。一方、日本オフィスにおいては十分なサービスとサポートを提供できるよう、2年以内に十分な体制を整えるとしている。

HRSの法人顧客数は、世界で4万社以上。ホテル手配や支払ソリューション、出張コストの分析データの提供などまで、ホテル予約のツールとサービスを無料で提供している。顧客ごとの完全オーダーメードのソリューションを開発しており、海外コンファレンスのアレンジやグループ旅行の予約サービスも実施。法人顧客には最新相場で最高30%の割引とするHRSの法人レートを適用しているという。

現在は東京を含め、ベルリンやロンドン、北京、シンガポールなど世界13か国・20都市にオフィスを開設。ドイツでは8年連続で「Business Traveler Award」を受賞し、フランスでも最優秀ビジネストラベル会社に選ばれるなど、特に欧州で著名なOTAの一つとなっている。

*写真は左からドイツ連邦共和国大使館 経済・通商政策担当上級専門官 大石 式部氏/ HRS Board Member and Vice President ジェイソン・ロング氏/ホテル・リザベーション・サービス株式会社 代表取締役社長 三島 健氏

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…