今後行きたい日本の世界遺産1位は「屋久島」、満足度が高いのは「小笠原諸島」 -楽天リサーチ

楽天リサーチが国内の男女を対象に実施した「日本の世界遺産に関するインターネット調査」によると、過去に行ったことがある遺産の1位は「古都京都の文化財」(45.0%)、2位は「原爆ドーム」(40.9%)、3位は「法隆寺地域の仏教建造物」(38.6%)となった。逆に訪問経験がない遺産は、「小笠原諸島」(1.2%)、今年登録となった「富岡製糸場」(3.5%)、「白神山地」(4.1%)の順だった。

認知率の高さ(「所在地・遺産の内容まで知っている」)では1位は「原爆ドーム」(65.8%)、2位は富士山(66.3%)、3位は「厳島神社」(58.9%)。ワースト1位は「紀伊山地の霊場と参詣道」(26.3%)、「白神山地」(27.2%)、「琉球王国のグスク」(28.4%)となった。

訪問率・認知率を性年代別でみると、男性より女性の方が回答率が高く、特に60代女性は認知率・訪問率とともに他の年代よりも約10ポイント前後の差をつけて抜きん出て高くなっている。

訪問者の満足度は総じて50%強。「とても満足した」は「小笠原諸島」(41.7%)、「屋久島」(41.3%)。「知床半島とその沿岸海上(23.0%)」、「白神山地(22.0%)」で、認知率・訪問率ともに高い順位にはないものの自然遺産系が上位4位を占めた。一方、満足度の低い順(平均値)では「石見銀山遺跡」(0.91)、「原爆ドーム」(1.07)、「富岡製糸場」(1.11)、「富士山」(1.13)となった。

今後の訪問意向については、全平均で56.9%と半数以上が3年以内の訪問意向を持っている。上位3位は「屋久島」(24.0%)、「富士山」(16.4%)、「厳島神社」(14.3%)の順。今年登録された「富岡製糸場」は5位(12.6%)だった。

調査は2014年7月7日~8日まで、全国20代~60代の男女に実施。回収サンプル数は1000。

(トラベルボイス編集部)

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