ベトナム人の旅行意向、海外旅行は「友人や同僚」とが約半数、ハノイでは75%が「ツアー」で

マーケティングリサーチ会社のインテージは、ハノイ、ダナン、ホーチミンの3都市での調査をもとにした「ベトナム市場実態調査旅行編」を発表した。生活水準の向上に伴い、従来の親戚訪問や短期間の社員旅行のみならず、多様な旅行が行なわれるようになってきたという。

これによると、海外旅行の意向は3都市とも「友人や同僚」が多く、ダナンが65%、ハノイが47%、ホーチミンが42%となっている。2大都市に絞ると、ホーチミンは「家族(大きい子供含む)」が27%で2番目に多かったが、ハノイでは「カップル」が26%となり、北と南で違いが見られた。旅行形態については、「ツアー」がハノイで75%、ダナンで68%、ホーチミンで61%といずれも6割以上だが、ホーチミンでは自由旅行も他地域よりは高くなっている。

国内旅行では地域によって異なり、ホーチミンとダナンでは「友人や同僚」が5割以上だが、ハノイでは26%。代わりに、「家族(大きい子供含む)」が41%、「家族(小さい子供含む)」が24%と、家族旅行の意向が65%を占めた。そのためか、旅行形態はダナンとホーチミンではそれぞれ9割以上が自由行動の意向を示したのに対し、ハノイは26%がツアーと回答。ちなみに、1年以内に国内旅行を実施したという回答は、ホーチミンは100%、ダナンは86%、ハノイは54%で、南部ほど国内旅行のニーズが高い。

なお、個別月収は450万~750万ドン未満(2万1800円~3万6200円未満)が最多で、ハノイが43%、ダナンが31%、ホーチミンでは56%。750万ドン以上では、ハノイが25.5%、ダナンが18%、ホーチミンが21%だった。

調査は3014年6月、対象3都市の18~40歳の男女450人に訪問面接方式で実施。

(トラベルボイス編集部)

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…