スマホ利用などの移動通信データ量が47.9%大幅増加、土日の日中がピークに ―総務省調査

総務省がとりまとめた日本国内のデータ通信利用実態調査結果「我が国のインターネットにおけるトラヒック総量の把握(2014年10月)」によると、スマートフォンや携帯電話といったモバイル(移動通信サービス)経由の総ダウンロードデータ量が前年比47.9%と大幅増となっていることがわかった。一方で、光ファイバーやCATVなどブロードバンド(固定通信サービス)経由のダウンロードデータ量は前年比27.1%増にとどまる。 *右画像は総務省資料より。クリックで拡大。

いずれの通信量も引き続き増加傾向にあり、全体ではブロードバンド経由の通信量が多いものの、モバイルでのネット閲覧が顕著に伸びていることが示された結果だ。移動通信による総ダウンロード通信量は前年同月比47.9%増(2014年6月時点で621Gbps)でアップロード量は前年比74%(同 86Gbps)。固定通信による総ダウンロード通信量は前年比27.1%増(2014年5月時点で推定2,892Gbps)でアップロード量は前年比17.5%(同 905Gbps)となっている。

総務省資料より

▼利用時間帯による推移

利用時間帯でみるとサービスの種類を問わずに夜間(21時から23時頃)に通信量のピークを迎えるが、平日に比べて土曜・日曜は日中の利用も多い。特にダウンロード側でその傾向が強く、過去数年の推移をみると傾向が年々際立ってきていることもわかる。

総務省資料より

この調査は、総務省が固定通信事業者6社(インターネットイニシアティブ、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI、ソフトバンクテレコム、ソフトバンク)と、移動通信事業者6社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ワイモバイル、UQコミュニケーションズ、Wireless City Planning)に協力を得て集計・推定したもの。固定通信はFTTH、DSL、CATV、FWAサービスが対象。移動通信については音声通信(通話)と公衆無線LAN経由は除く。

(トラベルボイス編集部)

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