KNT-CT、通期業績予想を下方修正、21.7億円の特別損失計上

KNT-CTホールディングスは2014年12月19日の取締役会で、2014年12月期(2014年1月1日~12月31日)の通期業績予想の下方修正と、特別損失21億7700万円の計上を決定した。

新たに発表した通期業績予想は、売上高4374億円(前回発表予想との増減額:266億円減少)、営業利益26億円(17億円減少)、経常利益33億円(12億円減少)、当期純利益は36億円減少のため、17億円の赤字となった。前年実績比では、売上高は2.5%減、営業利益は33.1%減、経常利益は6.8%減となり、減収減益になる見込みだ。

業績予想修正は、個人旅行事業における事業構造改革が予想以上に遅れていることに加え、本年多発した台風や大雨などの自然災害、エボラ出血熱の影響によるメイト・ホリデイの低調が理由。

特別損失については、2013年のクラブツーリズムとの経営統合の際、旧近畿日本ツーリストグループの超過収益力を前提に計上した「のれん」について、事業計画の遅れにより、計画値の達成に時間がかかると判断。キャッシュフロー予測に基づく回収可能性を検討した結果、今期末で未償却残高21億7700万円を減損損失として、特別損失に計上することとした。

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