家計のネット支出、トップは「旅行」で19% ―総務省 2015年1月

総務省が発表した「家計のネットショッピングの実態把握(2015年1月分 速報)」によると、家計におけるオンラインショッピング利用支出額のうち「旅行関係費(宿泊料、運賃、パック旅行費)」が占める割合は19.5%で、「食料」(15.9%)や「衣類・履物」(12.5%)を超えて1位であることがわかった。他には、家電(7.9%)、保険(4.7%)、保健・医療(4.5%)、贈答品(4.4%)などが続いた。

また、オンラインショッピングを利用しない世帯も含めた旅行関連支出状況をみると、「パック旅行費(国内)」は実質増減率が前年同月比6.9%減となった一方、「パック旅行費(外国)」は10.7%増となっている。

なお、オンラインショッピングを利用している世帯は全体の27.8%で、前年の25%と比較して約3%増。そのうち1世帯あたりの平均ネット支出額は3万1757円で、物価変動の影響を除いた実質増減率は前年同月比17.5%増。ネットショッピングを利用しない世帯も含めると、1世帯あたりの平均ネット支出額は8816円で実質増減率は30.4%増となっている。

ネットショッピングの利用世帯比率の推移は以下のとおり。

総務省:報道資料より

この調査は、ネットショッピングによる消費状況をより詳細に掌握する目的で、総務省が2015年1月から開始したもの。これまで実施していた「家計消費状況調査」のうちオンラインショッピングによる消費額分類を22区分に細分化してその結果をとりまとめた。調査対象は2名以上が生活する17029世帯。


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