【図解】旅行会社トップ5社の比較、外国人旅行はH.I.S.が前年比3倍増で3位に浮上、楽天トラベルも76%増に ―主要50社実績(2015年2月)

観光庁は、主要旅行業者50社の旅行取扱状況速報(2015年2月分)を発表した。それによると、2月の海外、国内、外国人旅行を合わせた総取扱額は、前年比2.1%増の4568億6135万円だった。海外旅行の取扱額は前年比6.9%減の1611億3324万円、外国人による訪日旅行は同57.2%増の83億9119万円、国内旅行は同6.9%増の2873億3691万円となっている。

全体傾向として、外国人旅行では2月が中華圏の春節休暇にあたったことで訪日客が大幅に増加、国内旅行では引き続き関西方面が好調だった。一方、海外旅行では欧州方面の落ち込みが特に顕著となっている。

旅行商品ブランド(募集型企画旅行)では、2月の総取扱額は前年比0.6%増の1173億4504万円、取扱人数合計は同1.6%増の302万3302人。うち海外旅行は前年比8.7%減の479億2379万円、外国人による訪日旅行が同90.7%増の4億2504万円、国内旅行が同7.9%増の689億9621万円となった。取扱人数では海外旅行が前年比12.5%減の29万1785人、外国人旅行は同109.5%増で2万952人、国内旅行が同2.9%増の271万565人。取扱額・人数とも外国人旅行がほぼ倍増する結果となった。

旅行会社別では、2月の海外旅行の取扱い額上位5社(JTB、H.I.S.、阪急交通社、KNT-CT、日本旅行)すべてが前年比マイナスとなったが、その中でH.I.S.は下げ幅が小さかった結果、1位JTBに迫る数字を示した。外国人旅行では、上位5社すべてが3割以上の大きな伸びを示したが、特にH.I.S.は前年比約3倍(194.5%増)の10億3941万円ととなり前月の4位から3位に浮上。楽天トラベルも前年比75.8%増の4億8032万円で5位を維持した。国内旅行では、昨年3月以来11カ月ぶりに上位5社すべてが前年比プラスを記録。1位JTBは前年比6.0%増、2位楽天トラベルが13.5%増の伸びとなった。

旅行会社の海外旅行取扱額上位5社・2015年2月の推移比較グラフは以下のとおり。

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旅行会社の外国人旅行(訪日旅行)取扱額上位5社・2015年2月の推移比較グラフは以下のとおり。

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旅行会社の国内旅行取扱額上位5社・2015年2月の推移比較グラフは以下のとおり。

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(トラベルボイス編集部)

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