スマホで呼べる「はたらくママのための育児タクシー」、日本交通とヘイローのタクシー配車アプリで

働きながら子育てをする女性のタクシー移動を支援する「はたらくママのための育児タクシープロジェクト」がこのほど始動。2015年4月15日からスマホ用タクシー配車アプリを通じて「ママタクシー」を呼び出せるようになった。子連れの女性が利用する際に役立つサービスへの心構えなどを盛り込んだマニュアルを理解したドライバーが運転するタクシーを「ママタクシー」として認定。乗降の際のドアサポート、ベビーカーの積み下ろしの手伝いなどを行う。

プロジェクトは、主催世界経済フォーラム グローバルシェイパーズコミュニティ・東京ハブが主催。世界経済フォーラムが毎年公表する「世界男女格差レポート(GlobalGenderGapReport)」の 2014 年版において、日本の男女格差指数は 142 カ国中104位という低水準に留まっていることから、日本国内の男女格差指数の向上のため、特に「子育てをしながら働く女性」への支援にフォーカスした。

コカ・コーラ財団からの支援のもと、世界水準の女性活躍社会の実現の一助となることを目的に展開。夜間急病などでの移動や通勤にあわせた保育園への送迎などに不安を抱える母親が多いなか、生活交通の選択肢にタクシーを加えることで負担の軽減や、子育てがハードルとなり働くことができなかった女性の職場への復帰、就業の促進を図る。

「ママタクシー」の利用には、スマホ用タクシー配車アプリのインストールと利用者情報の登録を行う。東京エリア(東京 23 区)は日本交通が提供する「日本交通タクシー配車」アプリ、大阪エリア(大阪市内)では、ヘイローが提供する「Hailo(ヘイロー)」アプリを使う。初回限定で、東京と大阪で総計 2000 組に 1500 円分の割引クーポンを配布する。

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