日本のカジノ解禁に向けタスクフォース設置、マーケティングや電子決済ビジネスの検討など ―テックファーム

システム開発事業を行うテックファームは、2015年5月20日、米国・ラスベガスに本社を置く子会社プリズムソリューションズ(PSI)と連携してタスクフォースを設置。日本におけるカジノ解禁に備え、PSIが米国カジノ施設向けに展開中の電子決済システム事業を中心に、現地との情報交換やマーケティングリサーチ、統合型リゾート施設(IR)におけるビジネスモデル検討などを開始する。

PSI社によるカジノ施設向け電子決済システムは、各種の近距離通信技術(NFC、FeliCa、Bluetooth LEなど)を活用するもの。スロットマシンなどカジノのゲーム機で利用できるほか、ホテルやレストランなど、統合型リゾート施設全般での電子決済にも対応可能となる。

サービスのイメージは以下のとおり。

テックファーム:報道資料より

同社では2015年2月に「ギャンブル依存症対策」に関する特許を取得。この特許を生かすことで、カジノ施設のエントランスに設置した専用機器で個人の年齢やクレジットカードの信用情報を照会、ギャンブル依存症の可能性を判断したうえで入場可否を制御できようになる。同タスクフォースでは、この仕組みを生かすビジネスモデルの開発も行う。

なお、今回開設するタスクフォースチームは、2015年7月1日の体制刷新に合わせ、テックファームホールディングスの社長直轄部門として業務を引き継ぐ計画。

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