JAL、地域とのコラボ企画を刷新、地方への外国人誘致や6次産業化などの促進へ

日本航空(JL)は、これまでの地域コラボレーション企画“JAPAN PROJECT”を進化させ、「JAL 新・JAPAN PROJECT」を始める。これは、従来の地域プロモーション中心の活動にとどまらず、旺盛な訪日外国人需要や国内の観光需要を地方に呼び込むことで、地域経済の活性化、雇用の創出につなげようとするもの。

具体的には、まず観光振興として、JALがこれまで培ってきた人財交流をうながす企画の立案・運営ノウハウなどを活かし、地域の魅力を地元と共同で開発・PRしていく。また、地方との協業の取り組みを、観光開発にも発展させることで訪日外国人需要のさらなる創出につなげていく。さらに、今年11月には台湾と青森・秋田を結ぶ国際線チャーター便を運航するほか、「JAL Guide to Japan」などJLのコミュニケーションツールを活用し、効果的な地域プロモーション活動にも取り組む考え。

「JAL 新・JAPAN PROJECT」では農産物の6次産業化にも協力する。各地の生鮮品を、航空貨物として定温コンテナや日本郵便と共同で開始した「クールEMS」を利用し、世界に輸送するほか、グループ会社や提携会社を活用した販売も促進していく。第1弾として青森県とタイアップし、青森県初の特Aランク米「青天の霹靂(へきれき)」を成田・羽田のJALファーストクラスラウンジとサクララウンジで提供する。

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