アジア8地域の旅行嗜好調査「海外旅行で行きたいのは?」、首位は日本で55%、2位豪州、3位韓国

日本政策投資銀行(DBJ)は、公益財団法人日本交通公社(JTBF)と共同で「DBJ・JTBFアジア8地域・訪日外国人旅行者の意向調査(平成27年版)」レポートを発行した。DBJでは、平成24年より継続的にアジア8地域(韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア)の旅行嗜好や訪日経験の有無によるニーズの変化を把握することを目的に海外旅行経験者を対象としたインターネットによるアンケート調査を実施。今年はJTBFと共同で、7月に4回目となる調査を行った。

それによると、旅行先としての日本の人気は、アジア8地域全体で引き続きトップとなっており、具体的に日本旅行を検討している割合も継続的に上昇。リピーターを中心に地方観光地への関心も高く、滞在の長期化・周遊化の動きもみられる結果となった。

具体的には、「海外旅行ならどこに行きたいですか?」の問いに対して、日本と回答した割合は55%でトップ。2012年調査からは8ポイント上昇した。以下、オーストラリア(40%)、韓国(39%)、ニュージランド(37%)、アメリカ(37%)と続いた。

また、日本旅行を具体的に検討している割合は38%となり、2014年調査からは3ポイント、2012年調査からは12ポイントも上昇した。さらに、訪日経験者の平均滞在日数は7.2日、平均宿泊個所は3.1ヶ所、複数個所に滞在した人の割合は83%となった。平均滞在日数は2012年調査と同じだったが、そのほかはいずれも過去の調査結果を上回り、滞在長期化の傾向が表れた。

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