【図解】訪日外国人数、直近12カ月をグラフで比較してみた ―東南アジア市場4か国の部(2015年9月)

本日11月18日は2015年10月の訪日外国人数が発表される予定だ。増加する訪日外国人数は先月発表の9月までですでに年間記録となる1448万人に。そこで、日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数を東南アジア主要4か国(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア)の直近12か月をグラフで比較してみた。

2015年9月はタイが前年比10.8%増の3万4400人、シンガポールが同32.3%増の1万8700人、マレーシアが同32.4%増の2万1300人、インドネシアが同19.1%増の1万2900人となった。4市場すべてが9月単月として過去最高を記録している。

タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシアの直近12カ月の推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

JNTOではタイについて、経済が減速して航空路線の縮小傾向にあるなか、8月に実施された「タイ国際旅行フェア」出展に関連する各種事業が成功し、旅行需要の上乗せに貢献したとしている。

シンガポールでは、燃油サーチャージ安や9月上旬の学校休暇が旅行ニーズにつながったほか、多角的に展開した訪日プロモーションも功を奏した。

マレーシアでも、学校休暇や祝日などの影響で家族旅行を中心とした訪日旅行がしやすい日並びとなった。さらに、航空路線の拡充や特別価格キャンペーンなどがインセンティブ旅行需要の堅調な伸びを支えた。

インドネシアでは、ルピア安や経済減速のなか、燃油サーチャージ安や航空会社による販促活動が寄与し、安定的な訪日需要を下支えするに至っている。

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(トラベルボイス編集部)

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