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JAL、欧州線で苦戦続く、旅客数1割減・利用率67%に低迷 ―2016年1月実績

日本航空(JL)の2016年1月の国際線旅客数は前年比4.9%増の66万8,073人となった。有効座席キロ(ASK)は前年比0.5%減、有償旅客キロ(RPK)同4.7%増となり、供給は減らしたものの需要が順調に増加。利用率は75.6%だった。

方面別にみると、欧州線では、ASKを同8.5%減と絞ったものの、旅客数は同9.5%減の4万1,703人と苦戦。利用率も67.3%と低い水準にとどまった。韓国線はASKを同21.1%減としたことから、旅客数も同15.2%減の5万672人に減少。ただ、利用率は84.7%を確保した。

このほかの方面では、太平洋線は同7.4%増の15万8,803人、東南アジア線は同5.7%増の27万9,526人、オセアニア線は同5.4%増の1万3,405人、中国線は同19.6%増の11万435人と前年超え。グアム線は同2.7%減の1万3,395人にとどまった。

国内線の旅客数は同2.4%増の247万1,252人。ASKが同3.0%減だった一方、RPKは同2.5%増で利用率は64.2%となった。