婚礼大手企業がホテル事業に参入、行政運営施設や遊休地の活用で全国展開へ

婚礼大手のテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)は2017年5月、東京・原宿に「TRUNK HOTEL(トランク・ホテル)」をオープンする。同社がホテル事業を手掛けるのは初めて。「新規出店」「新規事業開発」「海外事業展開の強化」を成長戦略として位置付けるなか、活況なホテル業界への参入を決定した。新コンセプトのホテルとし、新たな市場創出を狙う。

同社が描くコンセプトは“人々と交流すること”“社会性”などで使われる言葉「ソーシャライジング」。同社では「一人一人が日々のライフスタイルの中で、自分らしく、無理せず、等身大に社会的な目的を持って活動すること」と定義づけ、同ホテルが人々の交流のハブとして新しい社会貢献のスタイルを生み出す拠点となることを目指す。

1号店のオープンを皮切りに、今後は行政が運営する施設や遊休地の活用・運営受託を通し、積極的に全国展開する方針だ。

なお、1号店の「TRUNK HOTEL」は地上4階地下1階で宿泊収容人数は60~70人を予定。6つの多目的施設と4つの料飲施設を設ける。2,016年6月1日に開業準備室をオープンする予定。


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