ドバイ政府とAirbnbが別荘レンタル推進でコラボ、規制徹底や匿名ホストの情報共有などイメージアップへ

ドバイ政府観光・商務局と民泊大手「Airbnb(エアビーアンドビー)」は2016年5月19日、ドバイでの短期宿泊やプロモーションの協業で基本合意を締結した。これは、先ごろドバイ政府観光・商務局が発表した別荘認可取得の規制更新に伴い実施されたもの。官民協力のもと、安全で透明性のある別荘レンタル事業を推進し、ドバイでの短期宿泊強化を狙う計画だ。

今後は両者協力のもと、協同でプロモーションなどを実施するほか、エアビーアンドビー上にホスト向けページを開設してレンタル提供時のガイドラインを周知・開示。エアビーアンドビーはドバイのホストに規則徹底を促す定期的な通知などをおこなう。また、エアビーアンドビーで短期賃貸物件を提供するホストに関する匿名情報などを共有し、エアビーアンドビー利用者に向けた「印象改善の施策」を進める計画という。

現在、エアビーアンドビーに登録されているドバイの物件は約3500件。エアビーアンドビーを利用する旅行者数は前年と比較して2倍増になったという。ドバイ政府観光・商務局による今回の規制緩和では、物件オーナーが「不動産テナントが満たすべき全ての条件」をドバイ政府観光・商務局の承認なしに、別荘認可を申請できるようになった。申請用のポータルサイトも近日中に改修を行い、申請手続きの簡便化や電子決済完全対応などを進めていく計画としている。

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