外務省、アルゼンチン全土に「十分注意してください」発出、治安悪化で危険情報

外務省は2016年5月31日、アルゼンチン・ブエノスアイレス地域を対象とする危険情報を発出した。現地のスラム街などでの治安悪化による殺人などの凶悪犯罪増加に加え、日本旅行者を狙った盗難事件なども頻発。また、ジカウイルス感染症に関する危険情報の発出範囲も拡大された状況だ。現在、イスラム過激派組織によるテロ・誘拐などの報告はないものの、世界情勢からテロ発生の可能性も否定できないとしてる。

外務省ではこれらの状況を受け、空港や公園、公共交通機関などでのわずかな隙を狙ったひったくりや置き引きなどに十分注意するとともに、スラム街には絶対に近づかないこと、人前で現金や財布などを見せないことなどを呼びかけ。また、流しのタクシーではなくレミース(REMIS)と呼ばれるハイヤーを利用することを推奨している。さらに、短時間の誘拐事件などを回避するためにも、「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」の三原則を念頭に置クと同時に、「通勤時間や経路を変更する」「外出や帰宅時に不審者や不審車両が見当たらないかチェックする」ように注意を促している。

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