アジア太平洋地域を訪れる旅行者数トップは中国で5000万人突破、渡航先1位はダントツでタイ・バンコクに -マスターカード

マスターカードの「アジア太平洋地域渡航先ランキング」(2016年)で、同地域を訪れる旅行者の国別ランキング1位は中国となった。旅行者数(1泊以上)は5040万人で、全体の15.7%に拡大した。

中国は2009年には第9位(構成比:5.8%)だったが、2012年に1位(同9.8%)となってから1位を維持。2009年からの年平均成長率は25.9%になったという。

一方、日本は5位で旅行者数は1800万人(同5.6%)。日本は2009年の1位(同9.7%)から落ち込み、この間の年平均成長率は1.1%となっている。

発表資料より

アジア太平洋地域の渡航先ランキングでは、1位バンコク(2150万人)、2位シンガポール(1210万人)、3位クアラルンプール(1200万人)。日本は4位東京(1170万人)が最も順位が高かった。全体的には東南アジアのデスティネーションが目立ち、特にタイは6位プーケット(990万人)、10位パタヤ(730万人)とトップ10以内に3都市がランクインした。

中国人の渡航先に限ると、1位バンコク(820万人)、2位ソウル(520万人)、3位東京(270万人)の順。日本は東京以外では6位大阪(190万人)がトップ10以内に入った。このほか、4位プーケット(250万人)、5位パタヤ(210万人)と、タイの2都市がさらに順位を上げており、中国人にとってデスティネーションとしてのタイの人気の高さがうかがえる。

発表資料より

消費額では、1位中国(453億米ドル)で、全体の18.2%を占めるようになった。次いで2位、韓国(210億米ドル)、3位米国(162億米ドル)、4位日本(158億米ドル)と続く。また、渡航者数ではトップ10に入らなかったオーストラリア(113億米ドル)が入り、一人当たりの消費額の高さをうかがわせた。

発表資料より

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