ビジネスジェットをスマホで予約できる会員制サービスが登場、ヘリコプターや宿泊施設も取扱い ―スカイトレック

せとうちホールディングス傘下のSKYTREK(スカイトレック)社が2016年11月7日より、小型航空機(いわゆるビジネスジェット)を活用する会員制総合旅行サービス「SKY TREK」の第一期会員を募集開始した。サービス開始は2017年春を予定する。

同サービスは、会員向けスマホアプリを通じて小型航空機、ヘリコプター、大手エアライン、宿泊施設などを予約できるもの。全国の飛行拠点を結ぶ旅行を提供し、航空路線のない地方空港間の移動も対象となるのが特徴。目的地までの最短ルートを簡単かつ迅速に、ワンストップで予約できる。

使用する小型航空機は、クエスト・エアクラフト社の水陸両用機「KODIAK100」を予定。これは国際人道支援などに活用された実績もある安定感と安全性に優れた機材という。そのほか、仏高級ブランド・エルメス仕様のヘリコプター「EC135 Hermès Edition」(ユーロコプター製)の導入もおこなう。同機は世界に4機しかないもので、サービス開始時は関東地域のみで利用可能とする。

今回募集する会員種別は、法人会員(メンバー数3名)、個人・家族会員(同2名)、共同会員(同2名)の3種類で、合計200口に達し次第締め切る予定。入会金は法人会員が1500万円(永年)、個人会員が1000万円(永年)。年会費は法人会員が年間108万円、個人会員が48万円。チャーター料金は、小型航空機「KODIAK100」が1フライト90分まで(60分以内を推奨)で1日30万円。ヘリコプターが30分までで30万円。

今回の取り組みは、地域活性化をテーマに事業をおこなうせとうちホールディングスの理念にもとづくもの。スカイトレック社では、日本での新たなインフラ創出に加え、全国の飛行場約120カ所を活用することで、赤字で苦しむ地方空港の支援にもつなげるとしている。今後は国内のみならず、シンガポールやフィリピンなどの東南アジア、米国西海岸やフロリダ、ハワイなどでの展開を検討していく考えだ。

せとうちホールディングス:報道資料より

応募の条件やサービス内容の詳細は特設サイトまで。

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