民泊Airbnb(エアビーアンドビー)は、このほど、障がい者のニーズに対応するための機能を導入した。米国本社で発表されたもの。年齢や身体障がいがある人でも宿泊施設を利用しやすくするために、プラットフォーム全体でアクセシビリティを向上する検索フィルターを設置。バリアフリー対応施設を検索しやすくした。
バリアフリー施設に関して、これまでは「車椅子での利用可能」という条件で検索することしかできなかったが、新たに「入り口の段差」「部屋までの通路は車椅子が通れるだけの幅があるか」「住宅内にエレベーターがあるか」「寝室は車いすに移乗できる高さのベッドか」といった21項目を追加。複数条件で絞り込みできるようにした。
Airbnbでは、アクセシビリティプロダクトのマネージャーが2018年冬季パラリンピック開催中の平昌を訪問して国際パラリンピック委員会のメンバーと協議。将来的な協力の可能性を探っている。アクセシビリティ機能拡充にあたって、カリフォルニア州盲人協会、カリフォルニア州自立生活協議会と協力。英国では身体障がい者向け民泊事業を運営する企業Accomableを買収している。
Airbnbが拡充したフィルター機能「バリアフリー設備」の画面は以下のとおり。