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パリ五輪まで1年、市内の宿泊料金が上昇、今年14万円の客室が来年は45万円の例も

写真:dpa(ロイター通信)

パリ五輪を1年後に控え、ドイツ欧州消費者センター(ECC)は、五輪観戦予定者に対してパリのホテルの早期予約を促す異例の注意喚起を行なった。ECCは「パリのホテルの価格はすでに大幅に上昇している」とコメントしている。

ECCはパリのいくつかのホテルを定点調査。あるホテルでは、2023年の週末価格1泊900ユーロ(14万円)が、五輪が開催される2024年8月ではすでに1泊3000ユーロ(約45.5万円)以上に跳ね上がっている。

現時点では五輪会場近くのホテルの料金が上昇しているが、パリ市内にはまだ空室はある状況だという。客室数は市内で計約8万5000室、近郊のイル・ド・フランス地域では計約7万5000室と見込まれている。

※ユーロ円換算は1ユーロ155円でトラベルボイス編集部が算出