旅行予算増加への意欲、日本人は低水準 -トリップアドバイザー調査

トリップアドバイザーは、このほど同社を利用する宿泊事業者、旅行者を対象に旅行市場動向を調査する「トリップバロメーター」を発表した。この調査は、同社が3万5000件を超える旅行者と宿泊事業者の双方からの回答をまとめたもの。

2013年にかける旅行予算についての調査結果によると、日本の旅行者は2013年は32%が予算を増やすと回答。減らすという回答したのは16%、据え置きは52%。全世界でみると50%の旅行者が増やすと回答しており、日本の旅行者の意欲は低い結果だったといえる。

一方、宿泊事業者側への調査では、日本の事業者は2013年のビジネスに関して明るい見通しを示したのは21%、49%が前年並みという回答だった。世界平均では68%が明るいと予測しており、こちらも低い結果だった。なお、この調査は、トリップアドバイザーと StrategyOne が2012年12月〜2013年1月にかけてオンラインで実施、世界の7エリア、26カ国から合計3万5042件の回答をまとめたもの。このうち1万5595件が旅行者、1万9447件が宿泊事業者からの回答だった。調査結果について、詳細は以下。

【旅行者の回答:2013年旅行予算について】

  • 「増やす」・・・日本22%、アジア49%、全世界平均50%
  • 「前年並み」・・・日本52%、アジア39%、全世界平均37%
  • 「減らす」・・・日本16%、アジア12%、全世界平均14%

【宿泊事業者の回答:2013年ビジネスの見通し】

  • 「明るい」・・・日本21%、アジア72%、全世界平均68%
  • 「前年並み」・・・日本49%、アジア20%、全世界平均21%
  • 「暗い」・・・日本29%、アジア8%、全世界平均10%

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