ヴァージンアトランティック、世界初グラスプレーン「リトルレッド」を発表

ヴァージンアトランティック航空(VS)は1日、世界初となる機体の底がガラスでできた航空機「グラスプレーン」のデザインを発表した。この機体はA320を改修したもので、VSが就航した国内線「リトルレッド」線のうちロンドン/アバディーン線に投入される予定。1日3便のうちの1便が同機で運航される。

リチャード・ブランソン会長が個人的に出資し、VSイノベーションチームが数年にわたって秘密裏にこのプロジェクトを進めてきた。ブランソン会長は「VSがまた世界初ととしてグラスプレーンの技術を紹介できることにとても興奮している。1984年にVSという素晴らしい航空会社をスタートさせた。そしてまた、さらに革新的な躍進ができることを誇りに思っている。私自身、初フライトを体験するのが待ち遠しい」と述べた。

グラスプレーンでは中央通路を航空機用に製造されたガラスで覆うことで、通路底を完全にシースルー化。乗客は飛行中の空を真下に見ることができるようになる。客室乗務員は、この航空機のために特別な訓練を受け、乗客対応に備える予定。VSでは同機運航便の予約をまもなく開始する。このサービスの反応によって、将来的には長距離路線への導入も視野に入れており、また通路底だけでなく天井がガラス張りの機体の開発にも乗り出す構えだ。

VSは3月31日から英国国内線に就航。「リトルレッド」の名称のもとロンドン・ヒースロー/マンチェスター/エディンバラ/アバディーン線を運航している。

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