日本航空、全日空とも国際線低調、ピーチは高い利用率、ゴールデンウィーク実績

JAL/日本航空(JL)が発表した2013年度ゴールデンウィーク期間(4月26日〜5月6日)の利用実績によると、国内線では提供座席数1,531,258席(前年比4.0%増)に対し、総旅客数は1,030,706人(同1.7%増)となり、利用率は67.3%となった。方面別では沖縄、関西の利用率が高かった。また、国際線では提供座席数318,776席(前年比2.9%増)に対し、総旅客数は246,479人(同1.1%減)。利用率は77.3%となった。尖閣諸島や竹島問題などの影響により、中国と韓国の利用が伸び悩んだ一方、台湾、リゾート、アメリカ路線の利用率が8割を超えた。また、東南アジア路線の旅客数も前年を大きく上回る結果となった。

ANA/全日本空輸(NH)が発表した実績によると、提供座席数は同2.0%増の2,066,624席となったものの、日並びの悪さが影響し、旅客数は同0.9%減の1,320,889人と前年を下回った。利用率は63.9%。国際線では、提供座席数を同1.4%減の258,314席に減らしたものの、旅客数の減少率がそれを上回り、同4.2%減の189,664人となった。利用率は73.4%。長距離路線は堅調に推移したものの、中国線が前年を下回ったことが全体の旅客数に影響した。

一方、2年目のゴールデンウィークを迎えたピーチ・アビエーション(MM)の実績は、国内線で提供座席数75,600席(同91%増)に対し旅客数69,037人(同92%増)となり、利用率91.3%という高い数字を残した。また、国際線でも好調な実績を残し、提供座席数23,760席に対し旅客数19,979人。利用率は84.1%に達した。

スカイマーク・エアラインズ(BC)の国内線の実績は、提供座席数297,183席(同17%増)に対し旅客数は194,440人(同6.6%増)。利用率は前年の71.8%から65.4%に下がった。

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