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楽天トラベル、業務渡航サービスで提携、訪日出張者の取込み目指す

楽天トラベルと統合出張・経費管理のコンカーは、このほど業務提携契約を締結することを発表した。この業務提携で、両社はクラウド型出張・経費管理サービス「Concur Travel」日本語版と楽天トラベルが提供する国内ホテル予約サービスとの連携機能を共同開発する。両社は、国内外の法人層に利便性が高く、コストの可視化が可能な出張業務の支援ソリューションを提供することになる。

今回の業務提携について、楽天トラベルは「法人顧客に対する予約の拡大が期待できる」としており、将来的にはコンカーの世界約1万8000社、約2200万人を超える海外利用ユーザーによる訪日宿泊需要の取込みを図りたい考え。一方、コンカー社にとっては、楽天トラベルの宿泊情報を統合することで、日本国内の宿泊施設の予約サービスをユーザーに提供できることがメリット。コンカーを利用する世界のユーザーが日本への出張時に宿泊施設を提供することができるようになる。

なお、「Concur Travel」日本語版は2013年9月17日から利用可能、楽天トラベルとの連携機能の提供は、2013年末を目途に開始する予定だ。今回の業務提携で、コンカーは今後3年間で300社の導入を見込んでいる。同社は全世界で約2200万人のユーザー数、およびFortune500の61%の企業が利用する世界トップシェアの出張管理クラウドサービスを提供している。

【Concur Travelについて】


「Concur Travel」日本語版は、出張予約・管理をサポートするサービス。契約企業の従業員は、スマートフォンやPCから、場所を選ばず社内規定に則った出張申請や航空券やホテルなどの予約が可能となる。また、情報は自動的に経費管理サービスと連動。航空券やホテルの予約情報を元に経費精算情報を自動生成することができる。こうしたことで、出張に関わる全業務の効率化を実現、企業全体の出張費用や経費を完全に可視化することができる。