ANAとJALが「今世紀最も明るい彗星」を見るツアー、チャーターで観賞

今世紀で最も明るいといわれる「アイソン彗星」が今年12月、地球に最も近づく機会にあわせて、ANAセールスとジャルパックがチャーターフライト上で観賞するツアーを設定した。

アイソン彗星は国際科学光学ネットワークが昨年9月21日に発見した彗星。ハレー彗星のような回帰型ではない一度きりの彗星で、彗星の中で最も明るく立派な尾を引くことが予想されている。2013年11月29日に太陽表面から117万キロ(地球と月の距離の約3倍)に接近し、太陽の熱を吸収して激しく反応した彗星は、金星や満月より明るく輝く大彗星になる可能性があるという。この神秘の天体ショーを、機内から観賞するというものだ。

両社とも実施日は2013年12月8日の日帰りツアーで、ANAセールスの場合はフライト前に宇宙飛行士山崎直子氏と国立天文台副台長の渡部潤一氏のトークイベント等を開催。ジャルパックでは宇宙好きで「天文機長」といわれる森本氏が当日の機長を務め、最良の条件で観賞できるように工夫した飛行方法をとるなど、両社ともツアーに独自の工夫を凝らす。旅行代金はANAセールスが9万9600円(2名合計)~、ジャルパックが2万円~。両社とも宿泊付プランも設定している。

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