KNT-CT、第3四半期は営業損益が黒字化、売上高は45%増

KNT-CTホールディングスの2013年第3四半期(2013年1月1日~9月30日)の連結業績は、売上高が前年比45.0%増の3237億2900万円、営業利益1億3200万円(前年:8億6300万円の損失)、経常損失4億400万円、四半期純損失は3億9900万円となった。営業損益、経常損益、純損益は第1四半期、第2四半期とも赤字だったが、今期に入って営業損益は黒字に転換。経常損益、純損益も前2期に比べ、赤字幅が縮小した。

今期は、近畿日本ツーリストとクラブツーリズムのシナジー効果の最大化の一環として、近畿日本ツーリスト個人旅行のウェブ専用宿泊商品やクラブツーリズムのバスツアーなどの相互販売やチャーター便共同販売などを強化。8月には両社であおもり市民ねぶた実行委員会に協賛し、合わせて1万2000名以上を送客した。また、クラブツーリズムが「越中おわら風の盆」の八尾町で祭りを再現するオリジナルイベント「月見のおわら」にも、近畿日本ツーリストから700名を送客し、新規顧客獲得に至ったという。

セグメント別でみると、個人旅行事業の売上高が2002億9900万円、営業利益が3億5100万円、団体旅行の売上高が711億6900万円、営業利益が4億6600万円(調整額として計5億円の営業損失を含む)。

なお、通期の連結業績予想は前回の発表予想値を据え置き、売上高4650億円、営業利益87.6%増の44億円、経常利益47.5%増の39億円、当期純利益16.1%減の15億円としている。


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