アジア市場は「二極化」と「個人化」、効率化と満足度向上へ -アマデウス報告書

アマデウス・ジャパンは、このほど旅行会社向けイベント「アマデウス・ソリューションEXPO 2013」を開催、新製品の発表や旅行市場調査に基づいた現在と未来の旅行業と同社ソリューションの紹介を行った。新製品の発表では、完全ウェブベースで旅行手配が可能となる「Amadeus Selling Platform Connect」を発表。旅行市場の調査については、基調講演でアマデウスが発表した「アジア太平洋地域における旅行の未来を形成する4大現象」をもとに、現在と未来を見据えた旅行業務の効率化や顧客満足の向上が語られた。


基調講演を行ったのは、アマデウス・アジアから来日した副社長2名。バイス・プレジデント・カスタマー・ソリューション・グループのブルーノ・デ・フォンテイン氏とバイス・プレジデント・コーポレート・マーケティング・コミュニケーションズのカルン・ブドラジャ氏だ(写真右)。

ブドラジャ氏は、今回の報告書が作成された理由について「アジア太平洋地域として包括的なレポートがない」として業界の全体を俯瞰する視点の重要さを指摘。そして、日本市場について人口減少などがマイナスポイントとしてあげられるものの、「価値がさがるわけでない。」として日本のアウトバウンド市場に対する期待感を表した。

そのうえで、両氏は今後のアジア太平洋地区での旅行市場の今後の予測を以下の4つのポイントで解説した。

  • 大きな成長が見込まれる中産階級と富裕層の二極化。
  • 政府間の前時代的な交流からの脱却、旅行者が増える。
  • 個人化、細分化が進み、旅行者のセグメントが複雑に。
  • 情報、交通などのインフラ整備が進化。特にモバイルの利用率が向上。

こうした傾向から、ブルーノ氏は旅行業のビジネスチャンスについて「ビックデータ(旅行者の行動情報)をどう活用してテーラーメイドのソリューションを実現するか、個人旅行にあわせるサービスの提案が重要」と指摘。また、日本では旅行会社による流通が66%を占めており(アマデウス調査)、人とのやり取りが求められているとして旅行業のポテンシャルの高さを強調した。

こうした未来を見据えて、両氏は旅行業の業務効率化と顧客満足を図ることができるアマデウスの製品をアピール。2014年に提供開始される「Selling Platform Connect」をはじめとして、ビザ申請の代行が簡易になる「Visa Application Management Suite」、個人旅行やニッチな市場に対応する「Amadeus Agency Insight」、旅行者とつながりを強化するコミュニケーションチャネル「SNS Social Media Suite」などを紹介。同社の強みとなっているシングルPNRに様々な情報が盛り込める点が、業務効率化と顧客満足度の向上につながることを強調した。


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