タイ・バンコク、デモ影響で「出発4時間前までに空港に」呼びかけ、利用者サポートも設置

バンコク・スワンナプーム国際空港は、反タクシン派による反政府デモが1月5日以降断続的に行われていることから、空港には少なくとも出発の4時間前に到着することを呼びかけている。また、空港へのアクセスには、デモ発生地域ならびにその近辺のルートを避けるとともに、エアポート・レイル・リンク、BTSスカイトレイン、MRT、タイ国鉄などを利用するように勧めている。

スワンナプーム国際空港では、反政府デモが続いている間も、旅客サービスを通常通り維持していく考え。空港へのアクセスが困難になった利用者が出た場合の措置として、公的輸送機関と調整を行っているほか、タクシーやエアポート・リムジンを利用する旅行者にはデモ発生地域を避けるための情報提供も行っている。さらに、空港は運輸省からの指示に従い、長期駐車場をパブリック駐車場として開放するほか、バンコクへの出入り、あるいは最寄りの公的輸送機関駅までの移動を希望する旅行者にはシャトルバスも用意する。

このほか、利用者の利便性を確保するために、空港内に航空会社、公的機関、国の出先機関などあらゆる組織間の調整を行うエアポート・オペレーション・センター(AOPC)を立ち上げる。AOPCは24時間運用される予定。空港のさまざまな職員が集まり、現在の政治的混乱で影響を受ける利用者をサポートしていく。AOPCは、旅客ビル4階出発ホールのRチェックインカウンター裏に設置される。電話番号は0-2132-9950あるいは 2、FAX番号は0-2132-9951。さらに、デモの影響により搭乗便に乗り遅れた利用者には待合室を用意している。

さらに、1月10日からは、タイ旅行業協会(ATTA)、タイ・ホテル協会、タイ国政府観光庁(TAT)などさまざまな機関から職員が空港に派遣され、利用者をサポートしている。

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