外務省、ロシア・ボルゴグラード州の渡航情報を引き上げ、ソチへの渡航にも注意

外務省は2014年2月3日付で、ロシア・ボルゴグラード州の渡航情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げた。また、オリンピック・パラリンピック開催を控えるソチへの渡航にも、注意を促した。

今回渡航情報が引き上げられたボルゴグラード州は、カザフスタンに接するロシア南西部の州。2013年10月と12月に公共交通機関を狙った自爆テロが計3件起こり、多くの死傷者が発生した。外務省では地域の治安情勢への十分注視と、渡航の是非の検討、不要不急の渡航の回避とともに、公共交通機関の陸路移動ではなく、できる限り空路での移動を呼びかけている。

一方、ソチについては、すでに「渡航の延期をお勧めします」が発出されているカラチャイ・チェルケス共和国などの北コーカサス地方と隣接していることを説明。イスラム過激派がソチ・オリンピックの妨害を呼びかける声明を発し、北コーカサス地方やボルゴグラードでテロが発生していることを踏まえ、ソチ市への渡航にも十分な注意を呼び掛けている。特にボルゴグラードで公共交通機関を狙った自爆テロが連続発生したことから、ソチへの陸路移動はできる限り控えるよう注意喚起をしている。

なお、「十分注意してください」の該当地域に対しても、モスクワなど大都市では過去に地下鉄駅や空港でのテロ事件が発生しており、今後もテロの発生の可能性があると注意を促している。

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