JNTO、米国で組織・団体旅行の誘致強化、ユニークベニューでレセプション

日本政府観光局(JNTO)は米国市場において、組織や団体の会員、共通の所属や関心、目的を持つ参加者による「アフェニティ旅行」の誘致促進に取り組む。

アフェニティ旅行とは、美術館・博物館や大学同窓会、歴史・自然保護団体などが会員向けに実施する教養旅行や、写真撮影、バードウォッチングなどの愛好家などを対象とする旅行のこと。参加者に経済力、社会的な発信力が高い層が多く、日本ブランドの向上への寄与が期待できるとする。震災後は実施件数が少なかったが、今年は多くの実施が見込まれているという。

今回は同分野のキーパーソンとして、コーネル大学同窓会、メトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館(MOMA)など、有名団体の旅行企画担当者や専門旅行会社の担当者5名を招聘。2014年2月22日~3月1日の日程で、京都府、岡山県、香川県、東京都を訪問し、施設や体験プログラム等を見学。2月28日には、東京国立博物館でユニークベニューの紹介の一環として、同博物館の法隆寺宝物館でのレセプションを実施する。

なお、4都府県での視察プログラムには、京都府では禅体験や花街文化の紹介、岡山県では後楽園や大原美術館の見学、香川県では直島アートプロジェクトやイサムノグチ美術館の見学、東京都では築地市場や根津美術館の見学を盛り込んだ。


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