長野県須坂市、“巨大迷路の町”でスマホ向けARアプリ提供

須高ケーブルテレビは長野県須坂市の事業委託で、AR(拡張現実)機能を実装したスマートフォン向け観光アプリケーション「須坂まちウォーク」を開発した。Google play、App Stor上で無料提供している。

長野県須坂市は昭和初期に製糸業の発展で急速に都市化が進んだ町。道路計画が追い付かないまま市街地が拡大したため、道路が複雑になり「巨大迷路の町」と言われている。来訪者の誘導が難しく、観光客の滞留時間が短いという課題があった。そこで携帯端末を活用し、「まち歩き」をテーマにした情報配信プラットフォームの構築を計画し、観光客の利便性の向上と滞留時間の向上により、経済効果を図る狙いがあったという。

今回のアプリのベースシステムは博報堂DYメディアパートナーズの「Rocket Box」採用。須高ケーブルテレビでコンテンツ制作や映像機能を付加した。須高ケーブルテレビが保有するコンテンツを利用し、観光施設の紹介や映像配信、マップによるナビ、ウォーキングコースなど具体的に表示。地元デザイナーが制作したオリジナルキャラクターがサイトを案内する。須高ケーブルテレビでは今後も、情報通信技術をベースとした積極的な街づくりに取り組んでいくとしている。


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