福岡市、「MICEビューロー」を新規創設、世界レベルのMICE都市目指す

福岡市と福岡観光コンベンションビューローは、同ビューロー内にMICE誘致・支援の本格的専門組織「MICEビューロー(仮称)」を創設する。専門的能力を有する職員の採用や、市内コンベンション施設、ホテルなどとの一体的な誘致・マネジメント体制を確立し、シンガポールや香港などアジアトップのMICE都市に並ぶ、世界レベルへの発展を目指す。

福岡市の今後10年間の目標は、国際会議開催での世界ランキング50位入り。中期的には1000人以上の大会誘致を国際で50件、国内で35件、200名程度のインセンティブ旅行25件を目標とし、MICEビューローの誘致による経済波及効果として約256億円を試算している。

MICEビューローの設置時期は2014年度内を予定しており、組織は約20名体制。専門知識経験を持つ人材をプロパーとして採用するほか、地元企業やMICE関連事業者から有能な人材の出向と合わせ、MICEに特化した産学官民の参画体制で運営する。

2014年度の事業予算は新規事業分として1億円を追加(官民で負担)し、従来の2倍となる2億円で計画。新規事業では国内外の営業の強化やMICE参加者・企業と地域産業を繋ぐネットワーキングや視察会の実施をするほか、大会開催地決定のキーパーソンとのネットワーク強化を目的とする「アンバサダー制度」、オール福岡でビジネス機会を創出するための「業界パートナー制度」の創設も予定している。

なお、MICEビューロー創設にあたり、コンベンション部門の営業マネージャー(プロパー)を2名、募集している。募集受付期間は2014年3月31日まで。詳細は福岡観光コンベンションビューローのホームページへ。


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