ANA、国際線旅客事業拡大に備えて、グローバル人材育成に本腰

全日空(NH)は、世界最大級の私立教育機関EF エデュケーション・ファーストとパートナーシップ契約を結んだ。これにより、EFは、ANAに対して、客室乗務員を含む全社員のグローバル対応力向上に向けた語学学習教材やオンライン語学研修などを提供していく。

ANAは、2014-16年度ANAグループ中期経営戦略のもとで国際線旅客事業の生産量を現行比45%拡大する計画している。今回の業務提携により、客室乗務員をはじめとしたフロントラインのサービス品質の更なる向上と事業領域拡大に向け、社内グローバル人材の育成を加速させる方針だ。

ANAは、空港から機内までのフロントラインスタッフのサービス品質が一貫して高いこと、外国人旅客のニーズも踏まえた品質水準の改善も行ってきたことなどが評価され、日本の航空会社で唯一、スカイトラックスより2年連続の「5スター」認定を受けている。同社の篠辺修社長は
、このパートナーシップ契約について「我々はフルサービスキャリアとして、世界のリーディングエアラインを目指しており、特に人的サービスについて更に強化していきたい」とコメントしている。

EFは、ソチオリンピックでもオフィシャル語学研修パートナーを務めた。今回の業務提携では、EFが独自に開発した教材をANAに提供していく。


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