京都で「和婚」、受入協議会にワタベウェディングが参画、外国人カップルの誘致で

ワタベウェディングは、京都で日本式の結婚式「和婚」を挙げる外国人の誘致のために地元婚礼会社、京都仏教会、京都府神社庁から成る「和婚受入協議会」に参画する。代表の渡部秀敏氏は会長に選出されており、同社は今後、外国人の異なるニーズの理解や、京都のウェディングや婚礼文化を発信に注力する。

和婚受入協議会は、台湾や香港の旅行会社などを通じて京都の歴史や文化など紹介しており、近年はアジアの富裕層を中心に和装や神前挙式など、日本の伝統美や挙式スタイルに関心が高まっているという。こうした中、結婚式の前撮りやウェディングフォト(結婚写真)のため、京都の寺社を訪れる外国人が台湾や香港を中心に増加。寺社仏閣で独自に撮影するカップルも増えてきている状況で、協議会は人気がある撮影場所などのニーズを調査することや推薦する場所の選定、マナーの定義なども検討する方針だ。結婚式の前撮りのため、神社仏閣で撮影するツアーを旅行商品して販売してもらう働き掛けや西陣織の着物の着用などで、京都の伝統産業の活性化にも寄与したい考え。

なお、ワタベウェディングでは2007年から京都の世界文化遺産や、重要文化財の神社や寺院等で、本格的な和婚ができる挙式プロデュース「京都和婚」を展開している。

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