LCC3社のゴールデンウィーク、国内線利用率で明暗、国際線は2社が80%超

LCC3社の2014年度ゴールデンウィーク期間(4月25日〜5月6日)の利用実績がまとまった。それによると、国内線の旅客数ではピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)とも前年を大きく上回る実績を残したものの、提供座席数の伸び率には届かず、利用率は前年を下回る結果となった。また、国際線では、ピーチ、バニラ・エア(JW)とも80%を超える利用率を残した。


▼ピーチ・アビエーション、国際線が84%増の3万9751人

国内線旅客数は42%増の9万8314人も利用率低下

まず、ピーチ・アビエーション(MM)の国内線旅客数は前年比42%増の9万8314人。しかし、提供座席数の伸び率(同51%増)には追いつかなかったため、利用率は前年の91.3%を下回る86.1%となった。期間中のピークは下りが5月2日で利用率91.1%、上りが5月6日で利用率91.0%。

国際線旅客数は同84%増の3万9751人となり、提供座席数の伸び率(同82%増)を上回ったことから、利用率も前年の84.1%から85.1%に上昇した。期間中のピークは日本発が4月26日で利用率92.1%、日本着が5月6日で利用率91.1%。


▼ジェットスター・ジャパン、国内線旅客は66.5%増の12万4761人に大幅増

利用率では前年割れの75.7%に

ジェットスター・ジャパン(GK)は国内路線拡大によって提供座席数を前年よりも73.5%増やした結果、旅客数も同66.5%増の12万4761人と大幅に増加した。しかし、需要の伸び率が供給量の伸び率を下回ったため、利用率も前年の78.8%を下回る75.7%となった。ピークは下りが5月3日で利用率86.4%、上りが5月6日で利用率88.8%。期間中、上りも下りも90%を超える日はなかった。


▼バニラ・エア、初のゴールデンウィークは国内線2万822人、国際線1万3970人

利用率は国際線が80%超、国内線は64.9%と低調

ゴールデンウィークをはじめて迎えたバニラ・エア(JW)は、国内線で2万822人、国際線で1万3970人を輸送。利用率は国際線で80.8%と高い実績を残したものの、国内線は64.9%と低調に終わった。国内線のピークは成田発が5月3日で利用率97.5%、成田着が5月6日で99.2%。国際線のピークは成田発が5月3日で利用率98.6%、成田着が5月6日で99.4%。ピーク日はいずれもほぼ満席という状況だった。

参考記事>>>

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…