KNT-CT、統合2年目初めての四半期決算は増収、経常・純損益は改善

KNT-CTホールディングスの2014年12月期第1四半期(2014年1月1日~3月31日)の連結業績は、売上高が前年比2.0%増の937億6100万円、営業損失が26億2300万円(前年:23億6100万円の損失)、経常損失が25億4800万円(同:26億3500万円)、純損失が19億7400万円(同:21億300万円)となった。

持株会社移行から2年目の今期は、その真価が問われる年となる。第1四半期は2月の2度にわたる大雪やタイの政情不安などマイナス要因があり、厳しい状況であったが、近畿日本ツーリストとクラブツーリズムとの相互販売やチャーター便の共同販売など、統合シナジー効果を生み出す取り組みを推進。例えば、あべのハルカスグランドオープン前のKNT-CTグループ限定イベントツアーは、多くの申込みがあった。こうした取り組みの結果、売上高は前年を上回り、営業損失は前年を上回ったものの、経常損失と純損失は改善した。

なお、第2四半期及び通期の連結業績予想の修正はなく、通期には売上高3.5%増の4640億円、営業利益は10.7%増の43億円、経常利益は27.1%増の45億円、当期純利益は2.0%増の19億円を見込んでいる。

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