2014年夏のボーナス調査、支給額は平均1.4万円増の55万8000円、30代単身者の増加が顕著

価格ドットコムがユーザーに実施した意識調査によると、2014年の夏のボーナス平均支給額の推定は前年比2.6%増の55万8000円で、前年から1万4000円の増加となった。2013年の調査では前年を下回っていたため、価格ドットコムでは「アベノミクス効果を見ることができる」としている。

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支給予測額のうち、特に増えているのが「50~70万円未満」(11.3%、0.7%増)、「70~90万円未満」(7%、0.6%増)「90~120万円未満」(5.3%、0.6%増)の中間層のレンジで、この部分のわずかな伸びが全体の金額増加に貢献。年代別では30代~50代の中間層が増えており、特に30代の伸び率が5.4%と最も高い。一方、20代と60代は減少しており、特に60代以上が13.9%減の40万4000円で6万5000円下がった。

世帯別では、単身者は6.6%増の48万6000円、夫婦世帯は8.8%増の48万6000円と伸びているが、夫婦と子どもは0.7%増の60万6000円、3世代同居が1.9%増の55万円。夏のファミリー需要の主要客層は前年を上回っているものの、大きな増加とはならなかったようだ。以上の結果から価格ドットコムでは、最も伸び率が高いのは30代の単身者または夫婦世帯だとしている。

企業規模別では「1000人~5000人未満」の大企業が9.1%増の76万8000円の予想で、大企業を中心に増加する傾向だ。唯一マイナスだったのが「100~300人未満」で6.5%減の44万8000円となっている。

調査は2014年5月15日~5月21日まで、価格.comサイトでのアンケートで実施。回答者数は3624人(男性92.2%)。

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