夏ボーナスの使い道、「国内旅行」希望が約4割で消費額も増加、消費増税の影響も

価格ドットコムがユーザーに実施した2014年の夏のボーナスに関する意識調査によると、ボーナスの使用用途のうち、「旅行・外出をする(国内)」の回答率(複数)は39.9%で、全体で4番目に高い割合だった。金額は6万1902円で前年よりも2862円と増加。一方、「旅行・外出をする(国外)」の回答は10.7%で前年よりも2.5ポイント増加したものの、金額は14万6366円となり、前年よりも1万1827円も減少した。

使用目的で最も多かったのが「貯金」。回答率は69.0%で前年よりも1.3ポイント減少したものの、金額は18万2031円で前年よりもわずかに増えている。使用金額が前年より増加しているのは、国内旅行、貯金と「子供の教育費」の3項目のみ。子供の教育費は14万1953円で前年よりも1万4650円と大きく増加した。

なお、消費増税による購買意欲については「購買意欲は変わらない」が45.1%と約半数。ただし、「購買意欲が上がった」は3.4%と少なく、「やや購買意欲が下がった」(28.0%)、「購買意欲が下がった」(23.5%)と半数以上が購買意欲の減少を示しており、消費増税が購買意欲の低下の要因になっていることがうかがえる。

調査でも「夏のボーナスで購入予定の商品」について、調査開始以来、初めてすべての項目で前年を下回った。価格ドットコムでも消費増税と子どもの教育費アップが重なり、消費者の消費意欲の減退が深刻と指摘している。

調査は2014年5月15日~5月21日まで、価格.comサイトでのアンケートで実施。回答者数は3624人(男性92.2%)。

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