南アフリカ観光局、価格訴求型ツアーで若年層の需要掘り起こしへ

南アフリカ観光局は若年層の潜在需要の掘り起こしを目的に、旅行会社ファイブ・スター・クラブの価格訴求型ツアー発売に合わせたプロモーションを実施する。

南アフリカ観光局によると、日本人旅行者の主要客層は周遊型ツアー利用のシニア層だが、市場調査では南アフリカに関心を持つ“ワンダーラスター”と呼ぶ若者層も増えていることが分かっている。主に大都市に住む25歳~40歳の独身、または子供のいないカップルなど比較的高収入の旅行経験が豊富な客層で、手の届きやすい短期の価格訴求型ツアーを通じ、さらなる旅行者数の増加につなげたい考えだ。

ファイブ・スター・クラブのツアーはケープタウン6日間15万6000円~、クルーガー国立公園6日間27万1400円~など、移動に係る地上費を抑えた1都市滞在型で設定。現地観光用のアクティビティ等のオプションを用意する。来年3月までにシリーズ展開を予定しており、第1弾として今回の2商品を販売する。

南アフリカ観光局では観光局の日本語ウェブサイトに特設ページを設置して、ツアーの詳細や観光情報の紹介ととともに予約の誘導窓口とするほか、7月1日からは旅行情報サイト「トラベルコちゃん」で特集を開始。今回のツアーの楽しみ方を具体的に提案し、予約誘導をはかっていく。

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