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LCC世界大手のエアアジア、楽天出資で2015年に日本再参入、楽天トラベルは東南アジア展開を加速

エアアジア(AK)は2014年7月1日、日本でLCC事業を行なうエアアジア・ジャパンの設立を発表した。2015年夏期スケジュールから、国内線と国際線での就航を目指す。

エアアジアは2011年、ANA(NH)との共同出資で前エアアジア・ジャパンを設立し、2012年8月に就航したが、2013年6月に共同事業を解消。運航は2013年10月31日に終了していた。今回は投資ファンドのオクターヴ・ジャパン、楽天、ノエビア、アルペンの4社が出資する。資本金は70億円の予定。代表取締役社長CEOには前エアアジア・ジャパンの代表を務めていた小田切義憲氏が就任している。

エアアジア・グループCEOのトニー・フェルナンデス氏は、「日本におけるLCC市場を革新しようとするビジョンは続いている」と日本市場への再参入の意欲を示すコメントを発表した。

なお、楽天の出資比率は18%。今回の出資により、楽天では東南アジアを対象にした集客強化など海外トラベル事業の拡大を目指していく。9%の出資を行う化粧品・医薬食品事業を主とするノエビアホールディングスは、エアアジアのネットワークを通じて機内販売や機内誌広告を実施することでアジア地域におけるブランド価値向上を目指すとしている。

【新会社の概要】

(トラベルボイス編集部)