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朝ドラ「花子とアン」で嘉納家の撮影地、熱海市「起雲閣」の入館者数が過去最多を記録

熱海市の指定有形文化財である「起雲閣」の月間有料入館者数が、7月期6469人、8月期8486人と、開館以来の過去最多人数を記録した。主な要因は、現在放送中のNHK連続テレビ「花子とアン」において、仲間由紀恵さん演じる嘉納蓮子が九州の石炭王、嘉納伝助に嫁いだ際の嘉納家の外観風景として撮影されるなど、各局のテレビドラマの舞台として広く認知されたためだ。

起雲閣は「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸を基とし、1947(昭和22)年に旅館として生まれ変わった建物。熱海を代表する宿として数多くの宿泊客を迎え、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳など、日本を代表する文豪たちにも愛された。2000年より熱海市の所有となり、2002年には熱海市指定有形文化財に。2012年には、入館者数が100万人を突破した。

なお、熱海市ではロケ先の情報提供だけではなく、地元出演者との交渉や連絡調整、ロケ弁の手配などを市職員が無料でサポートする事業「ADさん、いらっしゃい!」を実施している。詳細は下記まで。

(トラベルボイス編集部)