遊休施設活用で地域活性化、徳島県海部郡で明治42年建設の銭湯を地域交流の場にリニューアル

地域活性事業を展開するあわえは、徳島県海部郡美波町に明治時代に建てられた銭湯「初音湯(はつねゆ)」をリノベーションし、再オープンした。これは地域の文化資産の保護や地域コミュニティの活性化を図る「日和佐エリアリノベーションプロジェクト」第1弾として手掛けたもの。かつて住民の交流の場だった銭湯を現代の交流施設として蘇らせた。

「初音湯」は明治42年(1909年)に美波町日和佐地区に建てられた銭湯。1990年の閉鎖後も当時のまま保存されており、1世紀以上にわたって同地区の住民から親しまれてきた。開所後は、かつての脱衣所をコミュニティスペースにしたり、浴場スペースにライブラリーやフリーWi-Fiスポットなどを設けて地域住民や観光客、お遍路さんなどに“交流・憩いの場”として開放している。また、あわえのオフィス機能も併設しており、社員と地域住民の交流を図ることで新たな事業やサービスを検討していくという。

なお、あわえではこの度の「初音湯」リノベーションを機に、今後も同地区の遊休施設を計画的にリノベーションしていく。人と人との交流を創り出すことで、地区全体へ活気を波及させていく考えだ。

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