通勤・通学時に動画視聴する人は約5割、Youtubeなどが圧倒的 -電通総研

電通総研は、40代までの通勤者と高校・大学生までの通学者を対象に「通勤・通学時における動画視聴」調査を実施した。スマートフォンやタブレットの普及で電車やバスの中で動画を視聴している人が多く見かけられるようになったものの、その動向等を詳細に調べた調査はなかったという。

調査は、スマートフォンやタブレットでの視聴を対象にしており、対象者のうち通勤・通学中に動画を視聴している人や約50%。学生に限ると約60%に拡大する。「1日1度以上」視聴する人は約20%で、通勤者男性が21.8%、通学者男性が21.4%と、男性の方が若干多い。視聴時間の割合は若年層を中心に通勤・通学時間の35%前後の回答が多く、乗車時間の約3分の1が動画視聴で使われている実態も判明した。

視聴する動画サービスは、YouTubeやニコニコ動画などの共有系動画サービスが圧倒的に多く、どの年代でも約80%前後。通学者女性は91.6%にまで登る。次いでテレビ放送系動画が多く、通勤者男性の40代、通勤者女性の30代がそれぞれ5割強利用。実は共有系動画サービスでも、視聴するのは「PV/音楽系」のほか、「報道/ニュース」「スポーツ」「バラエティ」「お笑い」「ドラマ」など、テレビで人気のコンテンツジャンルが多いという。

このほか、dビデオやHuluなどの配信系動画サービスは、どの年代も約25%の一定の割合だったのが特徴的。動画視聴の理由は「暇つぶしにちょうどいい」が圧倒的に多かったほか、「乗車ストレスからの解放」も若年女性からの回答が多かった。

調査は2014年6月19日~21日まえ、1都3県で実施。回収サンプル数は18歳から49歳の勤労者498人と、高校生・大学生(25歳まで)の166人。

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