G20ブリスベン・サミットで各国首脳をコアラがおもてなし、観光プロモーションの新たな形 ーオーストラリア・クイーンズランド州

オーストラリア・クイーンズランド州観光局が、2014年11月14~16日にブリスベンで開催されるG20ブリスベン・サミットを契機にした観光プロモーションを開始した。これは、ブリスベンのローンパイン・コアラ・サンクチュアリにいる100頭以上のコアラたちが、「各国首脳をもてなす」というもの。今回G20サミットでブリスベンを訪れるのは、オバマ大統領、メルケル首相、プーチン大統領など。同園のジェネラル・マネージャー、ロバート・フリードラー氏は 「オーストラリア固有の野生生物との触れ合いは、忘れられない体験になると思います」と語っている。

さらに、世界の首脳たちがコアラを抱っこする時のコツは、「自分が木になったつもりになること。そして、お尻をしっかりと支えてあげること」とコアラ飼育員主任のキャレン・ニルソン氏がアドバイス。観光局によると、コアラたちが世界各国首脳陣に「一世一代の歓迎のご挨拶、抱っこ(?)をこなすために、目下特訓中」と紹介しているものの、コアラは生活のほとんどが休息と睡眠の時間なので、抱っこの時間も1日最長30分まで決めてコアラの日常の生活習慣を乱さないように配慮しているという。

コアラを主役に見立てて、世界的に注目が集まるイベントをフックにした新たな観光地プロモーション事例といえるだろう。

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