【年頭所感】 JAL代表取締役社長・植木義晴氏 -新たな成長と経営目標の必達へ

日本航空(JL)代表取締役社長の植木義晴氏は新年の挨拶を発表した。

5か年の中期経営計画の4年目にあたる2015年。世界の政治・経済が変化し、為替・燃油市況など業界環境にも変化が生じるなか、残り2年での経営目標の達成を目指し、挑戦を続けていく。そして「お客さまに一番にお選びいただき、愛されるエアライングループになる」という夢の実現への決意を新たにし、社員一人一人の「お客さまの気持ちに寄り添ったサービス」に努力するとしている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。

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新年のご挨拶

新たな年を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

本年は2012年に策定した5ヶ年の中期経営計画の4年目にあたります。本計画の策定以降も、世界の政治・経済はダイナミックに変化を続け、為替・燃油市況の大きな変動など、航空業界を取り巻く環境にも様々な変化が生じております。残された2年間で新たな成長を実現し、経営目標を着実に達成するために、本年も社員一同心を合わせ、挑戦を続けてまいります。

<経営目標>

  1. 安全運航はJALグループの存立基盤であり、社会的責務であることを認識し、輸送分野における安全のリーディングカンパニーとして、安全運航を堅持する。
  2. お客さまが常に新鮮な感動を得られるような最高のサービスをご提供し、2016年度までに「顧客満足No.1」を達成する。
  3. 景気変動やイベントリスクを吸収しうる収益力、財務基盤として、「5年連続営業利益率10%以上、2016年度末自己資本比率50%以上」を達成する。

国際線および国内線において、大変ご好評いただいております新座席や機内インターネットサービスの提供をさらに充実してまいります。国際線では「JALスカイスイート」を昨年末より787型機にも展開し、導入路線をさらに拡大するとともに、国内線では、「JALスカイネクスト」による運航をさらに増やしてまいります。そして、本年も「お客さまに一番にお選びいただき、愛されるエアライングループになる」という夢の実現に向かって、社員一人一人が「お客さまの気持ちに寄り添ったサービス」をご提供できるよう、引き続き努力を重ねてまいる所存でございます。

皆さまにとりまして平成27年が素晴らしい一年になりますようお祈り申し上げますとともに、引き続きJALグループの翼をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

平成27年 元旦

日本航空株式会社


代表取締役社長 植木義晴

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