客室設置のタブレットでホテル内O2O施策、訪日外国人客の滞在中ショッピング促進も

テックファームはミライトと販売提携を実施、ホテル・旅館の客室設置型タブレット「ee-TaB(イータブ・プラス)」で、ホテル内O2O施策を可能とする仕組みを開始した。イータブ・プラスは客室内で、訪日外国人向けに天気やテレビ番組、周辺観光スポットも紹介や電子書籍、動画など、多様なコンテンツを提供するタブレット。これまで関東を中心に3ホテル計533室に導入している。

今回のO2O施策では第一弾として、ヴィーガントルト食品販売の「みどり家」の商品情報を掲載。ホテル内の朝食バイキングで同社のカレーやスープで提供し、ホテルフロントでの同商品販売に繋げる。

また、ECサイト「ALESCIOUS(アレクシアス)」も掲載。日本のモノや人、文化、技術を紹介する同サイトを掲載することで、滞在中のショッピングを促進する。英語や一部中国語の表記や世界各国へのEMS(国際郵便)の利用が可能なため、土産物の購入需要にも対応する考えだ。

なお、テックファームによると、ベストウェスタンホテルフィーノ札幌が2015年2月1日、全242室にイータブ・プラスを導入。2015年2月5日~11日に開催される「さっぽろ雪まつり」にあわせて導入したもの。同ホテルでは期間中、約1000名の外国人が宿泊すると予想しており、多言語での食事や観光情報の提供に期待。今後は周辺地域のイベントやアクティビティ情報も発信し、地域活性化にも繫げていくという。

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