東京都、旅行地としてのブランド戦略とりまとめ、今後は新ロゴやキャッチコピー開発も

東京都は旅行地としての「東京ブランド」の確立に向け、東京のブランディング戦略(素案)を取りまとめた。2020年のオリンピック開催とその先を見据え、世界の旅行者に選ばれる旅行地として東京の魅力を世界に浸透させ、長期にわたり維持していくための活動を行なうのが目的。パブリックコメントを経て検討をし、年度内の「東京のブランディング戦略」の策定・公表を目指す。

今回の素案は、2014年6月に学識経験者や民間事業者等で構成した東京のブランディング戦略会で検討し、その報告を受けて取りまとめたもの。ブランド訴求のターゲット層を「良質・こだわり志向層」「今どきライフスタイル追求層」に設定し、東京独自の価値を「Unique」「Excellent」「Exciting」「Delight」「Comfort」の5つのキーワードで表現。また、東京の体験的価値を「東京の日常に根差した人・モノ・コト・街の魅力」とし、これらを踏まえて、ブランドコンセプトを「伝統と革新が交差しながら、常に新しいスタイルを生み出すことで、多様な楽しさを約束する街。」に設定した。

今後はロゴ・キャッチコピーを作成して視覚的統一感を図り、ポスターやピーアール映像、グッズ等のツールで波及していく。また、都民と民間事業者とのブランドコンセプトの共有やイメージ発信を目的に、民間事業者や関係団体等で構成する「東京ブランド推進会議(仮称)」を設置し、推進体制を整備。その他、ブランディングキャンペーンの実施者や企画商品の開発、著名人の発信力を活用するための「東京ブランドアンバサダー(仮称)」の起用も検討に入れている。

パブリックコメントの募集期間は2015年2月6日~2月23日まで。詳細は東京都公式ホームページへ。


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