ANAも燃油サーチャージ適用基準額を日本円に、JALと同じく1米ドル100円換算

ANAは2015年4月1日以降の日本発着航空券発券分に適用する燃油サーチャージを改定し、2月10日に国土交通省に申請した。

先ごろ、JALが2015年度の燃油サーチャージ適用条件表の基準額を日本販売分は米ドルから日本円基準に改定したが、ANAも同様に日本円基準に改定。「昨今の急激な環境変化に柔軟かつ透明性のある対応をするため、これまでの市況変動に、為替変動も加味した制度へ変更する」とし、従来の基準に対し1米ドル=100円で換算した新しい改定基準テーブルを発表した(最下段の表を参照)。

4月1日以降の燃油サーチャージは、2014年12月~2015年1月のシンガポールケロシン市況価格の2か月平均1バレルあたり71.02米ドルに、同期間の為替レート1米ドル=118.85円で円貨換算した8441円を基準に設定。改定基準テーブルの8000円以上9000円未満が適用される。現行の90米ドル以上100米ドル未満の基準よりも値下げとなるが、米ドル換算のままであれば同基準の70米ドル以上80米ドル未満の基準が適用されていた。


【ANA燃油サーチャージ(2015年4月1日~5月31日発券分)】

※方面:改定後/現行

  • 日本=北米(ハワイ除)・欧州・中東・オセアニア:10,500円/14,000円
  • 日本=ハワイ・インド・インドネシア:6,000円/8,500円
  • 日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー:4,500円/6,500円
  • 日本=ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン:3,000円/4,500円
  • 日本=中国・香港・台湾・マカオ:2,500円/3,500円
  • 日本=韓国:500円/1,000円

【ANA 2015年度適用条件・改定基準テーブル】

ana燃油

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